燃える想いの静かな月

地球のエースは、君だ…

今場所の遠藤 【令和2年初場所】 中編

◎六日目

○遠藤ー高安● 突き出し (5勝1敗)

ここまで好調を維持する遠藤!

今日も相手は、番付が上の関脇・高安。

だが今場所は本調子ではなさそうなので、遠藤から

すれば勝っておきたい一番だ。

立ち合い、思い切り相手に当たった後、左に動き、

突っ張って押す遠藤!

そのまま、高安を難なく土俵の外へ押し出した!

これで5勝目!

状態が良い!

なにより相撲内容がいいよね。

期待がどんどんと高まる、遠藤の好調ぶりだ!!

 

◎七日目

○遠藤ー玉鷲● とったり (6勝1敗)

気が早いかもしれないが、優勝の気運が日に日に高まる

今場所の遠藤!

相手は、馬力のある玉鷲

遠藤の苦手な、当たりが強いタイプの力士なので、番付は

下だが油断できない相手。

だが遠藤は四日目の貴景勝戦で、圧の強い相手にも押し

負けない力強さをファンに見せてくれた。

今日も、従来とは違う姿を期待したい!

立ち合い、相手に当たり負けせずぶつかった後、右腕を

たぐって体勢を崩し、そのまま土俵の外へ引き落とした!

今日もいい相撲内容!

強さを感じさせる取り口!

立ち合いの当たりがいいから、先手を取って相撲が取れて

いる!

もう遠藤に、苦手はなくなったと見ていいのか!?

北の富士が言うように、巧い・速い・強いの三拍子が揃った!!

もう吾輩は、優勝しか期待していないぞ!!

 

◎中日

●遠藤ー炎鵬○ 押し出し (6勝2敗)

人気力士同士の一戦。

二人は互いに石川県出身で、同郷の先輩、後輩という間柄

でもある。

身長168センチながら四股名の通り、炎が燃えるような熱い

取り口で、観客を沸かす炎鵬とは初顔合わせ。

満員御礼が出された国技館のお客さんにとっては、楽しみで

しょうがない一番だろうが、優勝が見えている遠藤にとって

は、番付的にも落としたくない勝負。

立ち合い、炎鵬は右に動いて、遠藤が得意の左差しを防ぐ!

一度は体勢が離れるが、炎鵬に左を差されすくわれる!

土俵際まで追い込まれるが、なんとか残った遠藤!

だが、防戦一方……、まずい!

その後、炎鵬に左腕をたぐられ、体勢が崩され続ける!

あぁ~~、まずい!まずい!まずい~~!!

そこからさらに右はずで押され、ジ・エンド…………。

まさかの黒星…………。

優勝を意識したか、動きに硬さが見られた本日の遠藤の

相撲。

本人も今後の星勘定をした時に、この一番は落としたく

なかったのだろう。

これが優勝争いのプレッシャーか……。

しかしこれを乗り越えねば、賜杯を抱くことには届かない!

これを、頂点を知るための授業料として糧にしよう!

切り替えて、また明日だ!

 

◎九日目

●遠藤ー阿炎○ 押し出し (6勝3敗)

苦手としている阿炎に、一方的に突き出され痛恨の連敗……。

昨日今日と、遠藤は考えすぎだわな……。

体が動いていない。

動きに、勝っている時の思い切りのよさと勢いがない。

まぁ、優勝争いを意識すればこそだけど。

ここまで来て優勝を意識しない方がおかしいし、むしろ

思いっきり意識してくれ! と吾輩は言いたい!

これは夢を叶えるための通過儀礼よ!

まだまだこれから!!

ここからが本当の勝負! ここからだ!!

がんばれ!! 遠藤!!

 

◎十日目

●遠藤ー御嶽海○ 上手出し投げ (6勝4敗)

優勝に望みを繋ぐためにも、今日は勝って連敗を止めたい!

相手は、当たりに重さがある実力者・御嶽海。

遠藤は今場所前半のような、自分の相撲をまずは取ることだ。

しかし本日も立ち合い前、遠藤はなかなか手をつかない……。

なんだか気持ちが固まっていない様子だ……。

不安が膨らむ中、行司の軍配が返る!

遠藤の立ち合いの当たりに、勢いがない。

あっという間に、御嶽海の出足に土俵際までもっていかれる。

ここはなんとか残すも、得意とは逆の右四つの形に。

巻き替えて左四つに持ち込もうとするが、その瞬間を相手に

上手く狙われて、強引に投げられてしまった。

立ち合いから後手に回ってしまい、厳しい相撲に……。

優勝を意識してしまい、浮足立っているように見える……。

前半戦の遠藤とは、まるで別人のような取り口……。

まさかの3連敗で、優勝の夢が絶望的になった……。

まずは、自分の相撲を取ることに徹しよう。

立ち合い、思いっきり当たって、いろいろ策を講じるのは

その後でいい。

まだ、残り5番も残っている。

我々ファンに、遠藤本来の相撲を見せてくれ!